小5の息子が出雲科学館で「子供科学学園」というものを受講しております。
今回のお題は「シジミとタニシの実験・解剖」。
子供を送った後、廊下から覗いておりましたら「お父さんもどうぞ~」といわれお言葉に甘えて教室へ。
講師は「ゴビウス」の辻井先生。 シジミやタニシが水質浄化能力を持っているのは有名ですが
それを実際に見たことは無かったので今回は初めて観察することができました。
クロレラでにごった水をビーカーに入れ、シジミ、タニシを入れてしばらく様子を見ていると・・・・
左から 水のみ・シジミ入り・タニシ入り
30分もするとタニシ入りビーカーは透明に!
こんなに目に見えて効果が現れるとはびっくりですね。辻井先生曰く、「本当はシジミの方が浄化能力は高いのですけど・・・」
とのこと。なかなか理論どおりに行かないところも科学の面白いところですね。
ゴビウスのサイトによりますと、シジミはなんと3日で宍道湖全ての水が浄化できるそうです!
この後、シジミ、タニシの解剖実習で浄化のメカニズムが分かるのですが・・・キモイので割愛。
宍道湖、神西湖とシジミの豊富な地域に住んでいながら その生態まで詳しく知りません。
我々は普段、「島根の良いものを全国にPRしよう!」などと謳っていますが
そもそも我々自身が島根の良いものを知らなかったりしているなぁと最近思います。
このように理科の実験で地域の特産品の生態を詳しく知る。
また、世界史・日本史だけでなく、出雲史といった地域の歴史を詳しく知る。
※地域史、というんでしょうか。
この子供たちが将来、都会に就職しても地元のことを語ってくれるような教育を行う事こそ、本当の地域のブランディングに繋がっていくと思います。
科学館のこういった実習こそ、学校の授業でじっくりやって欲しいところですが・・・地域の判断だけで勝手にできないんでしょうかね。
民間でできること、まだまだありそうです。
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