ロボコン、といえばメカトロマニアならずとも楽しめる人気のイベント(http://www.nhk.or.jp/robocon/)ですが、これの予備軍?にあたる「小中学生ロボットコンテスト」が出雲科学館で行われましたよ。息子が出場するので応援も兼ねて見学しに行きました。
高専や大学の大会ですと通信とかマイコンとか絡んできますが、この小中学生大会は直流モーター4軸のみで、マシンの移動とアーム等の駆動をさせなければならないという、かなり限られた条件の上でアイディア勝負の大会。競技も毎年違っていてルール発表から大会まで10日間。この間にロボットの設計、制作、操作練習を行って大会になります。
これって大人でも結構大変かも。
限られた日数故かやっつけで作ったようなマシンもあり。それでいて結構いい動きをしたりと、なかなか見ごたえのある大会でありました。
今回の大会は、木に実った果実を収穫する、という「収穫祭」というお題。
軽い実、重い実は集荷場所を分けて、まだ熟していない果実を落とすとペナルティ。
制限時間内にいかに沢山収穫するかというもの。
木の実を一度に大量に収穫するには大きなアームが有利だけど大きすぎるとサイズの制限が。これをクリアするため、スタート時にはコンパクトで競技開始時に変形して大きくなるもの、アームが長くなるものなど面白い機構あり。
落とした果実を拾う機構を持つもの、重さの違う果実を自動で仕分けする機構があるもの、これを小中学生のアイディアで、しかもモーターの組み合わせだけで作ってると思うとおじさんは脱帽もの。
最初は子供の工作、と侮っておりましたがなかなかどうして手に汗握る大会でございました。単にロボットを作るだけでも本人は楽しいですがこれをバトルにした途端、エンターテイメント性が出て観客動員できてしまう。その光景を目の当たりにした感じでございました。安易かもしれませんがやっぱ対戦モノは面白いですな。
今回は出雲大会を兼ねた予選で、この後県大会へ続くようです。

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